つかこうへい先生へ
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さようなら - CH1GUSA URL
2010/07/26 (Mon) 21:29:29
つか先生には、メールがきっかけでお稽古を見せていただき、感想をお話ししながらお食事もご一緒させていただきました。
私は演劇関係者でもなく、本当にただの素人ファンですが、あの先生と2人でお話したんだ…と、今も夢のような時を思い出します。
その後も時折、電話でお話したり、新しいお芝居にご招待いただいたり…。私のような無教養の者では、つか先生がお芝居に込めた想いをちゃんと理解できてない、と当時から恥ずかしく自覚しつつ、それでもお芝居は心から楽しく、先生からのお招きも嬉しく、少し誇らしく思っていました。
あるお芝居の後、先生にロビーでお会いしたら「面白かったろ?」と訊かれました。もちろん「はい!」と応えると、「そうだろ、なかなかいいんだよ」と言ってニヤッと笑顔を見せてくださったのを覚えています。
クサナギさんのこともお話ししました。
先生は少しお酒を召されていましたが、「あいつは、想像以上だったよ」と静かにおっしゃっていました。
他の役者さんのことも、結局はみんなイイ奴なんだって笑っておられました。
お稽古後にお酒を召し上がっても、静かに役者さんやお芝居、小説、そしてお嬢様の事などを語られ、お酒が飲めず家も遠かった私へのお気遣いもいただき、パーフェクトな気配り…という印象が強く残っています。
そんな風なので、私には、紳士的で優しい先生しか思い出されません。
先生に近しい皆様に比べ、ただ感傷的に先生の死を受け止めているかと思います。
でも、先生は私のような浅い繋がりの一ファンの前で、ダンディな印象を大事にされたのかもしれない、と今は思っています。
本当に、忘れられないくらい、かっこよかったです、つか先生!
無題 - ぴあそら
2010/07/25 (Sun) 21:00:14
私も『僕らの音楽』を見ました。
つかさんからの光が今、届いたと話すクサナギツヨシの顔からは、
嬉しさと、つかさんへの感謝と、
そして、
もっと早く、この光を掴まえたかった、
掴まえたことを伝えたかった、
そんな寂しさと後悔が感じられました。
つかさんからの光は、
いつだって届いていたはず。
当たり前のように照らされていたそれが、
改めてつかさんからの光だったと、
つかさんの「死」によって、気付かされたかのような。
でも、
つかさんとの出逢いを、
幸せだった、
というのではなく、
幸せだ、
と語るクサナギツヨシを見て、
つかさんの光は、
これからもずっと彼を、
照らし続けていく。
そんな確信が持てたのでした。
「10光年」の彼方から - 松本有紀
2010/07/25 (Sun) 11:43:04
「僕らの音楽」という番組で、クサナギくんがつかさんについて話したんだよ、と友人が教えてくれました。
わたし自身はその番組を見てないので、友人が教えてくれた話を聞いて思ったこと、なんですけれども。
「つかさんが前から放っていた光が、今届いた」「10年経って、今になってわかることがある」
そんなことを言ってたそうですね。
10年前の光が、今届く。
つかさんとクサナギくんの10年は、「10年」じゃなくて「10光年」だったんだね!
それはつかさんが、舞台の中で解きたいと願ってた「宇宙の法則」のひとつなのかもしれないよ。
わたしは、今、つかこうへいという人を失って、ただ悲しんでは、見せてもらった芝居の思い出をたどって生きている感じですけど、多分この10年で一番愛された子の一人である彼は、つかさんの思いを、きちんと「今」としてとらえて、「これから」につなげていこうとしているんだなぁということが、とてもうれしいです。
これからもずっと、「届いた光」を胸の中に、そしていい仕事をしてもらいたいなぁって思います。
先生の遺書 - ゆやまきょうこ
2010/07/20 (Tue) 00:55:54
「思えば恥の多い人生でございました」
恥なんかどこにありましたか?
でも、それを「恥」と書き残す先生が大好きです。
無題 - にしる
2010/07/18 (Sun) 01:16:52
私は蒲田に間に合わなかった剛君のファンです。
「蒲田は凄かったよ」と言われるたびに、ムッとしていました。そんなの聞かなくても、ドラマの剛はいい役者だよ、って思ってました。
でも、研究所の研究や過去ログを見て、泣けました。
つかさん、本当に剛を愛して下さったんですね。それも、蒲田が終わったあともずっと。
つかさんと剛の舞台、見たかったです。
見られなかったけど、私、つかさんに感謝します。
つかさん、見てなくてごめんなさい、でも剛を鍛えて下さって、愛して下さって、ありがとうございました。ご冥福をお祈りいたします。
あなたの名を呼んだ - ぴんわーく
2010/07/17 (Sat) 01:27:17
その日、私は1日中、某劇場の受付に居ました。
昼はチケット受付の後ろで物販(公演グッズ等を販売する仕事)をし、
受付が忙しくなったら助っ人に入る係でした。
ちょうど受付もこちらも手が空いていた時間、
いらっしゃるお客様の名前を確認していたトコロ、
知合いの元つか劇団の方と同じ名前を発見し、受付の係のコに
「○○SANってつか先生のトコに居た人かな?同姓同名かな???」
と話しかけたのです。
その後、助っ人に入った時にはもうそのチケットはなく、
既に入場された後だった様で知人ではなかったと思い、
いつもなら本当に入場したかチケットの半券で確認するのですが
その日に限って見つからない気がして探すコトもせず…。
また、見つからなくてもおかしくないと思った自分が居て…。
(実際にもぎった半券がなかったら大問題なのですが。笑)
なぜあの瞬間、私はたくさんの並んでいるチケットの中から、
その知合いの名と思われるチケットを見つけ、
先生とは何の関係もない受付の係のコにその話をしたのか?
また、なぜ私はあのチケットの半券を探す気が全く起きなかったのか?
そもそもあの同姓同名のチケットは本当に存在していたのか?
月曜に先生の知らせを聞いた時、土曜のお昼に起きたコトは
偶然でなく必然だったと、そう思うほかありませんでした。
今、ここ(劇場の受付)に立っているのはあなたのお陰。
人生で関わりのなかった劇場に向かう様になったのはあなたのお陰。
そんな言葉を直接伝える気は毛頭なかったのですが、
あなたに伝える機会がなくなってしまったので記してみます。
有難う御座居ました。
追悼番組情報追加 - ゆやまきょうこ URL
2010/07/16 (Fri) 22:39:57
7月23日・30日には、ドラマ「決定版!蒲田行進曲」を
TBS CS(TBSチャンネル)が放送します。
これは、1983年に全2回で放送されたTBSドラマ版「蒲田行進曲」で、
キャストは、銀四郎に沖雅也、小夏に大原麗子、ヤスに柄本明。
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このドラマかなりすごかったと聞いています。だってつか先生脚本演出、キャスティング、ですから。
2000年の記事 - ゆやまきょうこ
2010/07/15 (Thu) 18:14:27
クサナギツヨシがこんなことを語っていました。
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「ぼくは、橋の上で男と女がキスしたりするようなロマンチックなラブシーンはできない。つかさんは全く逆の目で裏からきたないぐらいに愛を描くでしょ。ぼくもそういうところに、グッとくるんですよ。ぼくは、見てくれもよくないし足も長くないし、小さいころから、かっこよく『好きだ』なんて言えないタイプだった。つかさんは、そんなぼくのコンプレックスを理解して、見守ってくれた。コンプレックスがたくさんあってよかったなあと思う。つかさんに感謝しなきゃいけない」
追悼番組訂正 - ゆやまきょうこ
2010/07/15 (Thu) 15:19:36
★7月22日午後2時から「つかこうへいさん追悼番組」とWOWOWのHPに記載がありましたが、これは間違いです。
WOWOWに直接確認しました。夜、映画、蒲田行進曲の放映はあります。
書き込むか悩みましたが・・ - 内田勝利
2010/07/14 (Wed) 15:46:54
正直な話。クサナギの蒲田を観るまで、つか先生の芝居は好きではありませんでした。
どうもバタくさいというか、濃すぎるというか、胃がもたれるというか・・。
僕は、映画や芝居を観ると、翌日、決まって寝込んでしまうようなところがあるのですが、
クサナギの蒲田は、一週間くらい寝込んだ記憶があります。
それでも、これは観なければ・・と思い、2回観ました。
また寝込みましたが、それで分かったことがひとつあります。
つか先生の芝居は、毒なんだと。劇薬なんだと。
毒なわけだから、もうすでに死んでいる人が飲んでも変わらない。
毒で死ぬ人もいる。
毒で変わる人もいる。
そういうことなんだろうと。
つか先生は、毒の使い方を知っている希有な存在だったのではないかと思います。
つか先生は、もういませんが、たくさんの毒をばらまきました。
そのばらまかれた毒で、人がどう変わるのか。
それを楽しみにしたいと思います。
追悼放送 - ゆやまきょうこ
2010/07/14 (Wed) 14:24:22
つか先生追悼番組のお知らせです。
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つかこうへいさんを偲んで
「熱海殺人事件 モンテカルロ・イリュージョン」
NHK BS2で7月19日午後1:00~放送。
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WOWOWは7月22日午後8時50分より映画『蒲田行進曲』を放映。
奇跡の舞台 - nora
2010/07/14 (Wed) 01:51:09
99年の「蒲田行進曲」で芝居を観る楽しみを教えてもらった。
それまで芝居なんて贅沢だよ、それを観るお金でどれだけ文庫本が買えるんだよと思って、ほとんど観ていなかった。
が、二時間で魂が飛ぶという体験をして、「これは!」と間違いに気づいた。
よけいに働くことになっても、なんとしてでも、芝居は観なきゃいけない。特別な時間と空間のお祭りに参加しなきゃいけない。
それから十年。いろいろな芝居を観た。面白いものはたくさんあった。刺激を受けたものも、感動したものもあった。しかし、魂が飛ぶことはなかった。
なんと、つかこうへい演出の芝居を観てさえも。
十年かかってわかったことは、99年と00年の「蒲田行進曲」、あれは特別な中でもさらに特別な時間と空間だったということだ。
腹がよじれるほど笑い、滂沱の涙で目の前が見えなくなり、幕が下りた時にはほんとに頭の中が真っ白になっていた。心を洗濯されたような状態だった。
あれはつうこうへいと草彅剛がぶつかることによって起きた奇跡の舞台だった。
どちらが欠けても、再現はあり得ない。
「蒲田行進曲」でなくてもよかった。「ロマンス」でも「熱海殺人事件」でも「ひもの話」でも、あるいは新作でも、つかこうへいが草彅剛を演出しさえすれば、新しい衝撃が生まれ、たくさんの人の魂を飛ばしただろう。
どうしてそういう機会が生まれなかったのか、それはわからないし、いまさらわかっても意味はない。
その機会は永遠に失われてしまった。
いまはただ、ひたすら残念でならない。
つか先生、安らかに。奇跡の芝居を観たことは、一生忘れません。